ニュースリリース

2025.10.20

低用量ピルの値段は1か月いくら?保険適用にする方法や市販品の有無も紹介!

低用量ピルの値段は1か月いくら?保険適用にする方法や市販品の有無も紹介!

低用量ピルの値段は、保険適用外で月額2,000~3,000円です。

条件をクリアして保険が適用されると、月額1,000円ほどで買える場合もあります。

「保険適用外」と「保険適用」の低用量ピルの違いは、避妊を目的に服用するのかどうかです。

たとえば、マーベロンやトリキュラーは避妊用のピルに該当するため自費(全額負担)であり、産婦人科へ行っても保険適用されません。

避妊用の低用量ピルを安い値段で入手したいなら、「初回無料プラン」や1シートあたりの価格が安い「まとめ買いプラン」のあるオンラインピル処方を利用するのがおすすめです。

たとえば、CMでも話題のメデリピルなら、初回1シート無料で避妊用の低用量ピルが試せます。

■低用量ピルの料金表(メデリピル)

名称1シートずつ12シート一括
1シートあたり
トリキュラー2,970円
※初回無料
2,269円
ラベルフィーユ2,970円
※初回無料
2,269円
アンジュ2,970円
※初回無料
2,269円
マーベロン2,970円
※初回無料
2,269円
ファボワール2,970円
※初回無料
2,269円

※保険適用外の自由診療となります。

メデリピルの
公式ホームページを見る>>

避妊目的で飲む低用量ピルの値段(オンライン処方)

避妊目的で飲む低用量ピルの値段(オンライン処方)

避妊目的で飲む低用量ピルの値段は、オンラインピル処方の場合1か月あたり2,000~3,000円が相場です。

名称1か月ごとまとめ買い
1シートあたり
メデリピル2,970円2,269円
smaluna
(スマルナ)
2,980~3,380円2,380~2,780円
anypill
(エニピル)
2,980円1,848円
マイピル2,959円2,071円
CLINIC FOR2,783円3,278円
ピルマル2,641円2,641円
ピルユー2,970円2,822円
イースト駅前
クリニック
3,000円2,667円
OopsWOMB2,750円2,750円
レバクリ3,258円2,273円

※保険適用外の自由診療となります。メデリピルをはじめとするサービスでは別途送料550円(税込)がかかる場合がございます。

避妊目的で飲む低用量ピルの値段(産婦人科や婦人科)

避妊目的で飲む低用量ピルの値段(産婦人科や婦人科)

避妊目的で飲む低用量ピルは、産婦人科や婦人科で処方を受けても1か月あたり2,000~3,000円が相場です。

価格が高いのは、避妊目的で飲む場合、低用量ピルはどこで処方を受けても全額が自己負担のためです。

また、産婦人科や婦人科では、ピル代のほかに診察代や検査代がかかることもあります。

低用量ピル1か月の値段
新宿駅前さくら
レディースクリニック
2,860円
新宿駅前ひまわり
レディースクリニック
2,860円
新宿レディースクリニック3,850円
早川クリニック2,600円
谷口レディースクリニック2,400円
西梅田シティクリニック2,600円
名古屋ジョイクリニック2,980円
大阪心斎橋ピルクリニック4,400円
メディアージュクリニック3,300円
みやざきレディースクリニック2,970円
藤吉レディースクリニック3,000円

※保険適用外の自由診療となります。

なお、避妊用の低用量ピルには、トリキュラー・ラベルフィーユ・マーベロン・ファボワールなどが挙げられます。

保険が適用されない避妊用のピルを購入する場合は、保険証(マイナンバーカード)が不要です。

【治療用】保険適用のピルの値段は月額1,000円ほど

保険適用ピルの値段

保険適用の低用量ピルは、3割負担のため月額1,000円ほどとリーズナブルです。

保険適用の低用量ピルには、ルナベルLDとフリウェルLDが挙げられます。

ルナベルとフリウェルは成分が同じなので、効果や副作用も変わりません。

保険適用される低用量ピルの種類

保険適用される低用量ピルは、フリウェルLDとルナベルLDの2種類のみです。

フリウェルとルナベルは、どちらも月経の際の不快な症状の改善を目的に服用します。

保険適用される低用量ピルの種類

ヤーズなどの超低用量ピルも保険適用

日本では、「ヤーズ」「ドロエチ」「ヤーズフレックス」などの超低用量ピルも、保険が適用されます。

超低用量ピルは、月経の際の不快な症状や子宮内膜症の治療に使われるピルのこと。

服用すると、月経痛や月経前のイライラ、情緒不安定などの症状の改善が見込めます。

ヤーズなどの超低用量ピルも保険適用

超低用量ピルは有効成分の量が少ないため、低用量ピルより副作用が出にくいとされます。

低用量ピルの値段を保険適用にする方法は?ピルの種類など条件を解説

低用量ピルの値段を保険適用にする方法は?ピルの種類など条件を解説

医師が疾患や病気の治療のためにピルが必要だと判断した場合、保険適用でピルが処方されます。

また、低用量ピルの保険適用には「処方されるピル」「受診する病院」「マイナ保険証(資格確認書)の提示」などの条件もあります。

月経痛など月経困難症の症状がある

保険適用ピルの処方を受けられるのは、医師が月経困難症の診断をした場合のみです。

月経困難症は、「月経に伴って起こる病的な症状」と定義される疾患で、下腹部痛・腰痛・お腹の張り・吐き気などが主な症状とされます。

月経困難症とは

なお、病院では問診や検査が行われ、症状の原因が「がん」などの病気が原因でないことを確認します。

正確な診断を行うために、問診や検査は必要不可欠です。

低用量ピルはオンライン診療でも保険適用できる

低用量ピルはオンライン診療でも保険適用できる

低用量ピルは、一部のオンライン診療でも保険適用が可能です。

ただし、保険診療を受けるためには、問診や検査を経て月経困難症の診断をもらう必要があります。

検査は通院しなければ受けられないことから、病院では2回目からオンラインでの保険診療に対応してるケースがほとんどです。

保険診療を行っている病院を受診する

ピルを保険適用するには

国内で保険診療が受けられるのは、厚生労働省が「保険医療機関」に指定した病院を受診した場合のみです。

保険医療機関に指定されていない病院では、疾患や病気であっても保険診療は受けられません。

産婦人科・婦人科の中には、自費診療のみを取り扱うクリニックもあるため注意が必要です。

保険適用される低用量ピル・超低用量ピルの値段と一覧

国内の病院などで保険適用される低用量ピルの種類は2つで、「ルナベルLD」「フリウェルLD」です。

また、超低用量ピルの「ヤーズ」「ドロエチ」「ヤーズフレックス」「ジェミーナ」「ルナベルULD」「フリウェルULD」も保険適用の対象とされています。

疾患や病気の診断を受けても、処方されたピルが上記に該当しない場合は、自費診療(保険適用外)です。

【注意】低用量ピルは市販されていない

低用量ピルは市販されていないため、薬局やドラッグストア、Amazonなどで購入することはできません。

入手できるのは、病院やオンライン診療を受診した方のみ。

なお、メルカリやX(旧Twitter)でのピルの売買は違法なので、販売されていても購入は控えましょう。

薬の転売で、実際に逮捕された事例はたくさんあります。

参考:医薬品の販売ルール

【Q&A】低用量ピルを保険適用にするには?値段や相場に関するよくある疑問を解決

PMSや生理痛の改善を目的に低用量ピルを飲むなら保険適用される?

PMS(月経前症候群)を改善する目的の場合、低用量ピルは保険適用外です。

一方で、月経困難症が原因の生理痛は、保険診療の対象なので3割負担となります。

生理痛が起こっている原因が月経困難症でない場合は、ピル以外の薬が処方されることもあります。

避妊用の低用量ピルはなぜ保険適用外なの?

避妊用の低用量ピルが保険適用外なのは、怪我や病気の治療に該当しないためです。

日本では、怪我または病気の治療に使われる場合のみ、健康保険(療養の給付)が適用されます。

「避妊」は妊娠を防ぐことであり、怪我・病気のどちらにも当てはまらないため、全額が実費なのです。

参考:療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する命令

避妊目的で処方される低用量ピルの値段は?

避妊目的で処方される低用量ピルの値段は、月額2,000〜3,000円です。

ピル代のほかに、診察代・手数料・送料などがかかることもあります。

薬局で販売されている低用量ピルの値段は?

低用量ピルは、薬局で販売されていません。

なお、アメリカの薬局では、低用量ピルの販売が決まりました。

価格帯は、約3,000円で日本と変わりません。

参考:女性の健康 国際比較

保険適用と自費(保険適用外)、それぞれのピルの違いは?

保険適用と自費(保険適用外)、それぞれのピルの違いは服用の目的です。

保険適用月経困難症の治療
子宮内膜症の治療
自費
(保険適用外)
その他
(避妊など)

月経困難症は、月経に伴い現れる不快な症状の総称です。

月経痛や腰の痛み、頭痛、情緒不安定などの症状も、月経困難症に該当します。

どちらのピルにも、悪心・頭痛・腹痛・不正出血などの副作用がありますよ。

産婦人科や婦人科によってピルの値段が違うのはなぜ?

病院によってピルの値段が異なるのは、各クリニックが料金を決めているためです。

保険適用外(自費/自由診療)の場合、ピルの価格帯だけでなく診察代や手数料も各クリニックが独自の基準で決めています。

一方で、保険適用のピルは薬の価格が決まっているため、どこで処方を受けても同一価格ですよ。

保険適用で処方される低用量ピルや超低用量ピルにも避妊効果は期待できる?

保険適用のピルにも、理論上は避妊効果が期待できます。

妊娠を防ぐ効果が見込めるのは、どのピルにも排卵抑制の作用があるためです。

なお、超低用量ピルの「ヤーズフレックス」は日本で治療用として処方されますが、海外では避妊用ピルとして流通しています。

参考:ヤーズフレックス配合錠に関する資料

さん婦人科や婦人科へ行けば保険診療でピルを処方してもらえる?

産婦人科であっても、保険が適用されない場合があります。

なお、保険適用のクリニックは、地方厚生局のホームページで確認が可能です。

ただし数が多いため、探すのが面倒なら、近くの産婦人科や婦人科に直接電話で確認するのがおすすめです。

40代でも買える低用量ピルは?

ほとんどの産婦人科や婦人科では、40代を超えると低用量ピルの処方を受けられません。

処方が受けられないのは、加齢に伴い血栓症のリスクが増加するためです。

なお、血栓症の原因になる成分が入っていない「ミニピル」は、40代以降の方でも服用できます。

効果避妊
副作用不正出血
頭痛
アナフィラキシーなど
種類セラゼッタ(Cerazetta)
スリンダなど

ミニピルも、産婦人科やオンライン診療で処方されています。

未承認医薬品等異なる目的での使用本治療に使用される低用量ピルは、国内でPMSの効能・効果への承認がない自費診療の医薬品です。
本治療に使用されるLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)は、国内で避妊の効能・効果への承認がない自費診療の医薬品です。
本治療に使用されるミニピルのCerazetta・超低用量ピルは、国内で効能・効果への承認がない自費診療の医薬品です。
入手経路等国内医薬品販売代理店
国内の承認医薬品等の有無国内でPMS改善の効果が認められている医薬品はありません。
国内で避妊効果が認められている医薬品には、低用量ピル(トリキュラー・マーベロンなど)が挙げられます。
諸外国における安全性等に係る情報諸外国で低用量ピル・超低用量ピル・ミニピルに関する重篤な安全性情報の報告はありません。
低用量ピル・超低用量ピルには重篤な副作用として、血栓症が報告されています。
※重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
医薬品副作用被害救済制度についてPMS治療薬としての低用量ピル服用・避妊目的でのLEPの服用・セラゼッタは、万が一重篤な副作用が出た場合、国の公的救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となります。